一般的な介護レクリエーションのイメージはどうでしょうか?

私はここ10年来、ホームヘルパー2級養成講座の中の「レクリエーション体験学習」という3時間ものの単元で講師を務めているのですが、レクリエーションをどのように捉えているかを、まずは受講者に毎回訊いてきました。

すると、ほとんどの人が「みんなで」「わいわいと」「歌ったり」「踊ったり」「ゲームをしたり」するのがレクリエーションであると答え、「無理やりやらされるもの」という答えが何人かからあがることもあります。

中にはすでにデイサービスなどで働いている人もいて、そこでは「レクの時間というのがあって、ゲーム大会を行う」ことになっていると教えてくれたりもします。

では「読書や園芸などを一人でしたり」「物静かに過ごしたり」はレクリエーションではないのでしょうか?

家事介助などの訪問介護の場面で、「みんなで」などのイメージは出来ますか?またそれは福祉サービスと呼べるのでしょうか?
レクリエーションを介助するというのは、ほとんどの訪問介護サービスにはありません(外出や散歩の付き添いを介護サービスとして認めている自治体もありますが) 。

介護レクリエーションというものがあるとしても、その現場現場で、考え方が変わってしまうというのは、何やらおかしいなぁと私は思います。

介護全てに通底するものこそ、介護レクリエーションと呼べるのではないでしょうか?