デイサービスセンターから職員研修講師依頼がありました。依頼内容は「レクリエーション」

私は思案します。

依頼者が私から学びたいのは「デイサービスでのレクリエーションの考え方について?」それとも「介護業務の中のレクリエーションの時間に行うゲームなどの紹介や進め方のコツ?」それとも…

前者の場合、職員間の共通理解や協同作業(演習)による人間関係構築(仲間づくり、チーム機能アップ効果)にも期待出来ることを説明します。後者の場合、施設がそうしたサービス提供を施設の売りにしようとしているのかを確認しつつ、現在はご利用者に同意を得ながらそれを進めているか?などを伺います。いずれであろうと依頼者の要望に沿うことが第一義です。その上で期待以上のものを提示出来れば、次回の依頼もあろうということ。

実際、よくよく話してみると、「認知症予防の話を絡めて欲しい」「4月の制度改正を踏まえて、デイサービスのレクリエーションをどう考えていくかという視点を盛り込んで欲しい」「参加する職員が楽しめるものにして欲しい」とてんこ盛りのご要望(^。^;)

90分しかない中で、これらを網羅しつつ、しかし散漫にならないように、メインの流れを作る。そこは私の腕の見せどころです。

さて、これらの一連の流れって実は、レクリエーション支援と同じなのです。依頼者(利用者)の要望を伺いながら、サービス内容を示し(説明)、同意をいただきながら、楽しい気持ちを引き出すように気を配って実施する。

レク・プログラムを進める人自身が楽しいと感じることを提供する、進める人が楽しまないと楽しさは伝わらない、というのとはちょっと違うわけです。